近年、持続可能な建築の重要性が高まる中、環境に配慮した高性能な断熱材の選択がますます重要になっています。東北・秋田県五城目町に位置するもるくす建築社の建築プロジェクトは、厳しい気候条件に対応するため、持続可能性と断熱性能を兼ね備えた理想的なソリューションを求められていました。もるくす建築社がEarthwool®を採用するに至った理由と、その選択がどのようにして高性能と持続可能性を両立させることができたのかをお伺いしました。
東北・秋田県五城目に位置し、住宅と事務所を兼ね備えた平屋の木造建築。第1回日本エコハウス賞大賞などを受賞したもるくす建築社の代表である佐藤氏は、地域の気候と自然に調和しながらも高い断熱性能を実現する建物を目指しました。
佐藤氏は次のように述べています。「この建物には、その立地と用途から導かれたパッシブ技術を備えています。例えば、深い軒や夜間の換気を促進する排熱窓、そして日射取得率の高い開口部など、アナログな手法を駆使しています。」
もるくす建築社は、これらのパッシブ設計を補完するために、持続可能性を重視し、寒暖差の厳しい東北地方に適した高い断熱性能を発揮する断熱材を必要としていました。
佐藤氏はさらにこう述べています。「環境に配慮し、経済的にも持続可能な材料を選ぶことが極めて重要です。木造建築では、断熱材が木材に次いで2番目に多く使用される材料です。そのため、私たちはできる限りエコロジカルな材料を選ぶよう努めており、クナウフ・インシュレーションのEarthwool ®断熱材が最適な選択肢でした。」
秋田五城目町 高性能住宅
この建物は、平屋の屋根に小さな屋根を重ねる伝統的な腰屋根の設計が採用されています。佐藤氏は、「地域の気候や土地の特性に適した建物を設計することが重要です。この建物は自然とパッシブ設計の原理を取り入れており、それがそのデザインや外観に反映されています。」と語ります。
この設計の実現のために採用されたのが、断熱性能だけでなく持続可能性の高い断熱材Earthwool®バットタイプでした。外壁には高性能グラスウール16kg/m3を充填、さらに高性能グラスウール20kg/m3を付加断熱に採用され、厳しい冬の寒さにも対応できる高断熱・高気密住宅が実現します。
Earthwoo®は、最大80%のリサイクルガラスを使用し、植物由来のバインダーであるECOSE®を駆使して製造しています。このバインダーにはホルムアルデヒドや有害な化学物質が含まれていません。
さらに、Earthwool®の製造にはTwinTech®テクノロジーを採用し、断熱材の両面が滑らかで従来の製品よりも剛性の高い製品に仕上げています。剛性が向上したことにより、断熱材のカットがしやすく、しっかりと自立して充填できるため断熱性能・気密性能を高めることができます。
この住宅兼事務所にクナウフ・インシュレーションのEarthwool®バットタイプを使用することで、もるくす建築社の理念を具現化することができました。
佐藤氏は「クナウフ・インシュレーションは、環境への取り組みがしっかりしているグローバル企業だという印象を受けました。グローバルで競争するためには、そのような取り組みが必要です。私たちは小さな地域企業として、さまざまな情報を交換しこのような大きな視点から学びたいと考えています。」と述べています。
また、佐藤氏は続けて「グラスウールは日本では馴染みのある材料ですが、Earthwool®の環境への配慮が他とは異なると思います。また、人体への影響も少ないです。自然な色合いや人に優しい材料への配慮は非常に大事なポイントです。」と話します。
Earthwool®は、Declare社のレッドリストフリー認定を受けており、製品が有害な化学物質を含んでいないことが証明されています。また持続可能性と環境への配慮を評価したGreenTagレベルAの認証も取得しており、もるくす建築社が求めていた安心・安全性の高い製品であることを証明しています。
最後に佐藤氏は、「基本的な材料で建築することは非常に重要だと思います。今日の複雑化する社会の中で、建物の耐久性を実現するのは難しいですが、建物は長く使われなければなりません。そのため、木材やEarthwool®断熱材のような基本的かつ原理的に優れた材料を、今後も建築に取り入れていきたいと思います。」と結びました。
Earthwool® (アースウール)高性能グラスウール断熱材は、リサイクルガラスを主原料にホルムアルデヒドを含まない植物由来バインダー(結合剤)ECOSE®を使用し製造された健康・環境に配慮した製品です。施工の際のチクチク感や硝子粉塵も少なく、快適な施工が実現します。